ずいぶん前になるが、Vivid Sydneyのイベントの中で、Brian Enoのトークセッションとライブに行って来た。
オペラハウスの中で行われるので、観光の代わりとしてもいいし。
オペラハウスでオペラ見ました、じゃあつまんないので、現代音楽っていうのが、いいと思って。
中もいい感じ。
まずは、ジョンハッセルとのトークセッション。
オールドファッションなスライドと、パワーポイントの併用でプレゼンが進む。
小さなランプや、フロアに直接スライドが置かれているのが、雰囲気があっていい。
二人が、フロアのスライドをブラウズしながら、その場で適当に話すトピックを決めていく、
フリートークに近いラフな進行。
BBCのプログラムなども紹介されていたけど、聞き取れず。

Provagendaとか、面白い視点も。

ちなみに、彼はCampaignerとしても知られているようで。
言い得て妙なじjob title。
(ちなみに、BBCの画面は、いつ見てもデザインがきれいだ。
日本のテレビなんか、見れば見るほど疲れる。幼稚。
しかも、中毒性を増すような変な技法ばかりに頼っているから、余計にタチが悪い。)
2003年にはイラク戦争がpropagendaであることを指摘している。
正直内容自体のレベルはイマイチ低かった。これは後述のコンサートも同様。
ネットで検索したところ、どうやら二人はいつも同じようなイベントを各地でやっている模様。
(オックスフォード大学のPLAYHOUSEとか。入場料が安い!)
なんか、ジプシーって感じだけど、割のいい商売(遊び)。
そして、VIVID Sydneyのラストを飾る、ライブ Pure Scenius。
一応マナーを守って、開演中に写真を撮らなかったので、文章で。
(と、思ったら、結構ネットに画像があった)
一番手前がイーノのデスク。

紙にマジックで指令を書いて、プロジェクターでメンバーに伝えていく。
(コード進行、だんだん激しく、など)
その指令は、イーノのグラフィックと共に、観客にも見えるようにスクリーンに映し出されるのが非常に面白い。
隣はKarl Hyde from Under World.
Poetry Readingがメイン。
そして、何よりユニークなのが、演奏中に、メンバーが席を立って、奥に備えられたテーブルで、
自分で茶を淹れる。
そして、カウチでまったりするところ。

実は、このライブは3部構成で、
第一部はimprovisation。
第二部以降は、どうやら観客とコミュニケーションしながらやる曲を決めていくスタイルだった模様。
間違って、第一部を選んだのはちょっと微妙だったかな?
ただ、スライドでの指示はすごく面白かったけど。
音楽自体はそれほどでもなかったけど、ギミックその他の周辺要因がなかなか面白かった。
最後にアンコールで、一曲やったんだけど、これがすごくよかった。
Pink Moonというらしいけど、Nick Drakeの別の曲しか検索で出てこない。
ライブDVDとか、ネット上のビデオが出ればいいのに。
とにかく、思い出に残るライブだった。
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